更年期障害は男性でも起こる?

2020年05月06日

更年期障害は女性だけのように思いますが、実は男性にも起こる症状であります。女性のように女性ホルモンが関係して起きているわけではないため、男の人のほうがわかりにくい特徴があり、対処が遅れてしまうことも多いのです。

女性の場合、なんとなくイライラする、ほてりや汗が出るようになってきた、月経の周期が乱れてきたということで更年期障害が起こり始めた、と察することができます。ですが男性の場合は女性ホルモンは関係がなく、自覚症状はほとんどありません。ただなんとなく疲労感や倦怠感が感じられるようになるのです。仕事による疲れかもしれないと思っているうちに性欲低下も起き、EDの症状がみられることもあります。

男性は中年になると更年期障害を起こすことが多いです。これは中年に差し掛かると男性ホルモンであるテストステロンが減少するためです。体の機能的な面で年齢を重ねると男性ホルモンは減少していきますが、過度な飲酒やストレス、不規則な生活を下だけでも男性ホルモンであるテストステロンは減少する傾向があります。性欲低下やEDといった症状がある場合は、テストステロンが分泌されにくくなっていると気が付くことがあるのですが、そうでないとただの疲れと思ってしまい、しかも自覚症状はないですから、わかりにくいことが多いのです。ですので、疲労感や倦怠感が起きている場合は更年期障害の可能性が高くなっていると考えても良いでしょう。

男性の更年期障害の場合、体がだるい、うつ傾向になる、筋力が低下する、骨がもろくなる、性欲低下が起こるといったことがあげられます。特に体がだるくなったりうつ傾向になったりすることが多いのですが、自分ではなぜそうなっているのかを理解することができず、どうして若いころのようにできないのだろうと悩むこともあります。女性と違って、うつのような症状が出ることが多いので、それが更年期によるものなのかうつによるものなのか、の判断は難しいことが多くなっています。

ですが、男性の場合においてもホルモンの検査をすることで更年期障害かどうかを見つけることができます。この検査は血液検査であり、血液中の総テストステロンと、遊離型テストステロンを測定します。合わせてうつ症状についても問診を行い、うつなのか更年期障害なのかを見分けていきます。

具体的な治療法としては、ホルモンを補充する方法は症状が重度な人の場合のみ行われることが多く、前立腺に影響することもありますし、ホルモンを補充しても十分に効果が得られるか確証がないため、一般的には行われないことが多いです。男性の場合、心理的な面での影響が大きく、生きがいを感じられなかったり自分を認めてもらえないといったものから症状が引き起こされている部分があります。ですので、日々の生活の中で充実感が持てるよう、必要とされる活動を行うなどの工夫が必要になってくるのです。加齢とストレスによって引き起こされているので、できるだけストレスをためないようにすることが大切です。