更年期障害によって引き起こされる症状

2020年04月06日

更年期障害は、個人差があるものの大きく分けて6つの分野で症状が起こります。その中で最も多いのが血管運動神経系と精神神経系の症状です。

血管運動神経系の症状は、自律神経に関係したものが起こることが多く、動悸や息切れ、発汗やのぼせ、ほてり、冷えやむくみといったことが起こりやすくなります。のぼせやほてりはホットフラッシュとも言い、更年期障害の代表的なものとも言われており、何の前触れもなく突然顔を中心に熱くなり汗が大量に流れ出てきます。冬でも夏でも起こりますし、寝ていてもホットフラッシュは現れてきます。冷え性の人がなりやすい傾向があり、一般的には午前中よりも午後の方が現れやすいことがあります。ストレスを感じる局面になると現れやすいのですが、個人差があり、ストレスを感じていなくても現れることがあるので、対処の仕方が難しいことが多いです。ですので、ホットフラッシュが起きている場合はタオルや保冷剤、制汗剤を常に持ち歩くしかありません。

動悸や息切れは、何をしたわけでもないのに、突然ドキドキが止まらなくなります。息苦しさを訴えることも多く、そこから不安を覚えるようになりさらにストレスがたまって自律神経が乱れてしまいます。むくみは血液の流れがうまくいかずに起きています。ホットフラッシュで汗を大量に出したとしても、むくみは起きることがあり、更年期におけるむくみは精神的なことが要因となって起きている可能性があります。

精神神経系は、頭痛や眩暈、耳鳴りや物忘れ、不安感や憂うつ、集中力の低下、不眠といったことが起こります。精神神経系は血管運動系と似たような部分があり、自律神経の乱れによるものも含まれます。特に感じることが多いのは頭痛と眩暈、そして不眠と憂うつ状態です。

女性の場合は頭痛を訴えることが多いのですが、更年期障害においては頻繁に起こることが多く、肩こりを伴います。初めは目の疲れが影響しているのか、と感じることもあるのですが、その割に痛みが続き、悩まされることが多いです。そして眩暈は地震が来たのではないか、と思うぐらいふわりとすることがあります。

憂うつ状態もまた、多く感じる症状で、なんだかイライラが止まらない、急に悲しくなって泣いてしまうといったことが起こります。1日の中でもこういったことが何度かあり、自分でも自覚をしているのにコントロールができず悩むことも多いです。ちょっとしたことでもくよくよしてしまうので、家族の協力が必要となります。

更年期障害の重さは個人差があり、しかも一律に症状が起こるわけではないので、更年期障害が出る時期は人によって異なります。いくら卵巣の機能が低下していたとしても、頭痛やイライラ、ホットフラッシュなどが起こることがない場合もあり、人それぞれ違うのが特徴でもあります。

更年期障害は肩こりを感じる人が一番多いのですが、代表的なものの他にも、身体のあらゆる部分で不調を訴えることがあります。